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調査レポート

2022.5.31 市況

物流施設の賃貸マーケットに関する調査(2022年4月時点)

【東京圏】

・今期(22年4月)の空室率は3.0%で5四半期連続の上昇となり、2年9ヶ月ぶりに3%台に突入した。今期(22年2月~4月)は新規需要が68.0万㎡で比較的高い水準であったが、新規供給がそれを上回る82.2万㎡に達し、需給バランスはやや緩和した。
・東京圏の募集賃料は4,650円/坪で、前期の4,620円/坪から30円/坪(プラス0.6%)の上昇となった。東京圏の募集賃料は4四半期連続で上昇しているが、高値警戒感も強まりつつある。

【関西圏】

・今期(22年4月)の空室率は2.0%で、前期の1.5%から0.5ポイントの上昇となった。臨海部の一部物件で空室増がみられたが、総じて安定した需給動向である。
・関西圏の募集賃料は4,260円/坪で前期の4,160円/坪から100円/坪(プラス2.4%)の上昇となった。関西圏ではやや逼迫した需給環境を背景に賃料水準は上向いており、物流適地ではその傾向が特に顕著である。

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