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調査レポート

2024.2.29 市況

物流施設の賃貸マーケットに関する調査(2024年1月時点)

【東京圏】

・今期(24年1月)の空室率は7.1%で、前期の6.4%から0.7ポイントの上昇となった。今期(23年11月~24年1月)の新規供給は59.2万㎡と低水準であったが、新規需要はこの5年間で最も低い34.3万㎡に留まり、需給緩和に歯止めがかかっていない。
・東京圏の募集賃料は4,620円/坪で、前期の4,600円/坪から20円/坪(プラス0.4%)の僅かな上昇となった。需給緩和による賃料下落圧力と建築費の上昇に伴う賃料上昇圧力が拮抗しており、募集賃料は概ね横ばいである。

【関西圏】

・今期(24年1月)の関西圏の空室率は3.0%で、前期の3.7%から0.7ポイントの下落となった。今期(23年11月~24年1月)の新規需要は41.4万㎡となり、調査開始以来で過去3番目に高い水準で、堅調なニーズを背景に賃貸市況は良好である。
・関西圏の募集賃料は4,240円/坪で、前期の4,230円/坪からほぼ横ばいである。良好な賃貸市況を背景に落ち着いた賃料動向で、目立った変化はみられない。

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